【第二新卒向け】退職理由の伝え方は2つのポイントを押さえればOK!
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最終更新日:2016/04/13
第二新卒
第二新卒者が避けては通れない、退職理由の説明
第二新卒の方が就職、転職を目指す場合に避けて通れないのが、志望企業に退職理由を伝えることです。
離職中の方はもちろん、在職中の方も現在の仕事を辞めて転職をするわけですから、必ず志望企業から聞かれる点だと思います。
退職理由、というとどうしても後ろ向きな理由になりがちで、上手く話せない方も多いでしょう。
ではどうしたら、退職理由を上手く志望企業に伝えることが出来るのでしょうか。
退職理由の伝え方のポイント
退職理由の伝え方の押さえておくべきポイントは以下の2点になります。
①決して後ろ向きにならず、次の企業で活躍したい前向きな姿勢で理由を伝える。
②採用する企業側が心配になるような要素を入れない。
大きくはこの2点です。それぞれ見ていきましょう。
①前向きな姿勢で理由を伝える
企業は志望者のこれからを評価するわけですから、こちらとしては退職理由においても自分の将来の可能性を示したほうが志望企業にいい印象を持ってもらえるでしょう。
ですから退職理由を伝える際に前職での不満や、退職に至った経緯など自分の過去の説明に終始してしまうのは避けたいところです。
すでに退職されている方
⇒退職に至った経緯を伝える。そして、これから何をしていこうと思い退職をしたのか。
現在在職中の方
⇒現在の仕事を辞めてまで、これから何をしていこうと思い退職したのか。
それぞれに共通する点は「退職する理由の説明だけで終わってはいけない」ということです。大切なのは後半の部分「これから○○をしていこう」という自分の未来の話で必ず締めるということです。
具体的に説明をすると
①前職での不満、不安、経験できない、入社後のギャップなどがあった。
②それらを変えようと努力したが前職ではどうしても難しかった。
③それらの問題点は○○といった仕事であれば解消できるのではという思いが強くなり、結果として退職した。⇒(御社であればそれが実現できる。)
といったように説明をすると、これからの自分を見据えた前向きな姿勢をアピール出来るでしょう。
②採用する企業が心配になる要素は入れない
採用する企業が「この人を採用しても大丈夫かな?」と思ってしまう要素は退職理由には入れないほうが良いでしょう。
例えば、退職理由で一番多いのが「人間関係の問題」ですが、これをそのまま伝えてしまうと面接官は「ウチに入社をしてもまた同じように人間関係で辞めてしまうのでは」と心配をしてしまいます。
こういった企業側が心配をしてしまう退職理由は以下のようなものがあります。
・人間関係の問題
⇒入社をしてから社内の人とまた上手くいかないのではと心配されます。
・健康面の問題
⇒また病気が再発するのではというおそれ。現在は完治していることを伝えればOKではありますが、ほかに退職理由があるのであれば念のためそちらを話したほうが良いでしょう。
・前職の悪口を言う
⇒入社しても同じように悪口をいうのでは、愛社精神に欠けるのではと心配されます。
・教えてもらえなかった
⇒入社する企業が必ずしも研修制度が整っているとは限りません。新人に全く教える気のない酷い会社もあることはもちろんですが、これらを直接の理由とするのは避けてください。
・やりたい仕事を出来なかった(フォローが全くない)
⇒やりたい仕事が出来なかった、ということは退職理由になりますが、その側面を強調しすぎると、「やりたくないことは一切やってくれない人なのかな」という印象を持たれかねません。やりたくない仕事であってもやりがいを感じていたなどフォローが必要です。
例としてこれらを挙げておきますが、これら以外でも企業に心配を抱かせそうだ、と自分で感じたら退職理由の伝え方を考え直したほうがよいでしょう。
実際の退職理由例
①職歴がある程度ある人の場合 (一例なので内容はアレンジして使ってください)
私が退職した理由は自社の商材ではお客様の問題を根本から解決することが出来ず、別の商材ならそれが出来ると感じたからです。⇒結論から話す!
前職の営業ではお客様と親密な関係を築けたり、お客様の抱えている問題を解決することに非常にやりがいを感じておりました。この2年でお客様と良好な関係を築く力はかなり身についたと自負しております。しかしながら、前職で取り扱っていた商材ではお客様の問題を解決する手助けまでは出来るのですが、根本から問題を解決できない、ということに悩みを感じておりました。⇒前職での問題、不満
お客様の問題をなんとか解決できるように私としても努力を尽くしていたのですが、やはり商材による限界はどうしてもあるな、と感じました。そして、その思いは日に日に強くなっていきました。⇒変えようと努力をした
そこで、どうしたらよいかと考えた結果、もっとお客様の根本にかかわるような商材で営業をしてお客様の問題を解決すればよいのではと考えました。御社の商材であればそれが可能だと思っておりますし、また御社のような問題解決型のビジネスに深く共感をしております。私の前職でのお客様との関係構築力を活かし、扱う商材を変えることによって、お客様の問題を根本から解決したい、というのが私の退職理由です。⇒これから何をするべきか
②職歴が1年未満、社会人経験が少ない人の場合(経理職志望としましたが、ここはアレンジして使ってください)
私が退職をした理由は 前々から志望していた経理職をやりたいという理由です。⇒結論から話す!
前職では営業職として働いておりました。というのも採用の段階で私は経理職に応募をしていたのですが、人員の配置の問題から営業職で働いてもらう、ということになったからです。後々経理職に移ることも出来るというお話でしたが、実際に現場に出てみると、異動する人というのはほとんどいないとのことでした。⇒前職での、問題、不満
上司にも相談をしてみましたが、昔はそういった異動もあったそうですが、現在はなく、今は営業は営業としてスキルを高めてもらうという方針だということでした。もちろん営業職としてもやりがいは感じており、スキルを磨くことも自分のためになると思いましたが、やはり新卒の頃からやりたい経理職が将来的にも出来る可能性がない、というのは私にとって大きなショックでした。⇒変えようと努力をした
このような私の浅い判断で入社を決めて、退職をしてしまったことを深く反省しております。こういった浅い判断で職を決めるということは本当にいけないことだと今回の経験で学びました。⇒職歴が短い人は反省を示す。
この経験をもとに、自分の中で深く考えた結果として、やはり新卒時からずっとやりたかった経理職として活躍したい、長く働いていきたい、と強く思い、退職をいたしました。以上が私の退職理由です。⇒これから何をするべきか
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