【既卒・第二新卒・フリーター】2つの方法で探す長所の考え方
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最終更新日:2016/04/01
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経験がないからこそ重要な長所のアピール
面接などでよく聞かれる長所。あまり社会経験のない既卒・第二新卒・フリーターにとって重要なPRポイントですし、また社会人として生きていく上でも自分の長所・短所を知っておくことは強みになります。
自分の経験を振り返って長所と短所を考えてみましょう。
自分の長所は何なんだろう?
自分の長所なんて思いつかない。特に日本人は謙虚な国民性があるので、そう思ってしまいがちではあります。しかし人それぞれ自分の中で比べたときに得意なこと、苦手なこと、つまり長所と短所があるはずです。長所を考える上で人と比較をする必要はありません。あくまで自分の中にある要素の中から考えて、面接官に自分のことを一番良く伝えられる自分の中での強みを探せばよいのです。
就職活動用の長所の探し方としては以下の2つの方法が考えられると思います。
①自分の長所がぼんやりとでもこういう部分なのではないかとある程度あたりをつけて、それをエピソードで固める。
②自分の経歴を振り返ってエピソードから長所を探す。そのあとそれを伝える最適な言葉を探す。
最初からひとつの長所に絞らずに、なるべくたくさん長所を挙げられるように心がけてください。絞りこみは後で行います。
それぞれ解説をしていきますので、余裕のある方は一応両方やってみてくださいね。
①について~長所がなんとなくでも分かっている方は実は多い?~
①は長所をぼんやりとでもイメージをして、それをエピソードで固めていく方法です。もし、自分の長所がぼんやりとでもイメージが出来るのであれば、それはおそらくあなたの一番の長所である可能性が高く、社会人としても今後伸ばしていくべきものであると思います。それを言葉にして、エピソードで固め、アピールとして強いものにしていきます。
長所が分からないから探しているんだ、というあなた。本当に自分の長所に思い当たる部分はないですか?就職活動用に話さなければならないということで自然とブレーキをかけてしまっている方は多いです。いくつか例を挙げます。
・自分は物事に対する集中力が高いと思っている。でもゲームなどでの話だから就職活動で言えない。だから就職活動では話せない。
・3年間部活をやっていた中で粘り強い性格だとは思う。でも他の人は10年とか続けている人がいる。だから就職活動では話せない。
・真面目なところが取り柄だと思う。ただ、どうアピールをすれば良いか分からないし、真面目な人なんてたくさんいる。だから就職活動では話せない。
もし、これらのことが思いあたるのであれば、就職活動というブレーキをいったんはずしてください。
潜在的にでも自分で認識している強みというのは、自分の軸、芯に当たる部分である可能性が高いです。少し苦労してもそれをPRとして固めていくことは、面接時に自分の言葉として面接官に話すことが出来るので、面接が非常に楽になります。また、就職した後のことを考えてもミスマッチが起こりにくいです。
PRとしての固め方は別記事で説明してあります。
②について~自分の経歴を振り返って、長所を探す~
②は長所が思いつかない方、長所を複数発見しやすい方法です。
中学校、高校、アルバイト、大学生活、部活動、第二新卒の方は社会人としての経験。一つ一つ振り返ってください。その中でどんな小さなことでも良いので夢中になったこと、人から評価されたこと、好きなこと、得意だったことなど良い思い出から長所を探してみてください。
ゼロから考えるのが難しい方には、代表的なパターンを以下に挙げます。あなたの中にこれらの要素はありませんか?繰り返しにはなりますが今の時点では一つに絞らないで、いくつか思いつくのであればそちらのほうが良いです。
・長く続けてきた経験⇒一つのことを続けられる性格、粘り強さなど。なぜそれを続けてきたのか、続いているのかを考えると長所が眠っているかもしれません。
・好きなこと、もの⇒コレと思ったことにはとことん頑張れる集中力、忍耐力など。また、なぜそれが好きなのかに長所が眠っているかもしれません。
・人から評価されたこと、感謝されたこと⇒小さくてもよいので、人から評価されたこと、感謝をされたことはありませんか。他人からの評価、というのは客観的な視点が含まれるので強いPRポイントになる可能性を秘めています。
・人からよく言われること⇒人からよく言われる印象、特徴はありませんか。元気そう、真面目そうなど。見た目と特徴が同じというのは伝わりやすさが増すので、あまりにも自分の内面と違う場合を除いて、大きな長所になる可能性があります。
・自分の中での考え方、信念⇒自分の人生の経験、選択の中で共通した考え方はありませんか。どんなときでも楽しく、言われたことは真面目にやる、負けず嫌い、チームプレイを大切にする、よく考えてから行動するなどなど・・・。考え方は行動に現れるので強みとして十分に使えます。
・自分なりの工夫⇒考え方と似ていますが、経験の中で自分なりの工夫はありませんか。出来ないことが出来るようになった、長続きをした、実績を上げたなど。その中に自分なりの方法論であったり、工夫があれば長所として使えるかもしれません。
・実績を上げたこと⇒明確な実績を上げたことはありませんか。アルバイトでリーダーになった、部活動で実績を上げたなど。その中でなぜその実績を達成できたのかに、社会人としても通用する長所があるかもしれません。
長所が見つかったら、絞り込みをかける
長所はいくつか見つかりましたでしょうか。最後に見つかった長所の中から、就職活動で伝わりやすい長所を探し出す必要があります。メインで話す長所は1つ、サブとしての長所が1~2個ぐらいあれば2次面接など、長く話す時に安心でしょう。
就職活動で伝わりやすい、話しやすい長所の絞り込み方は以下のポイントに当てはめることで分かるはずです。
・なるべく今の自分に近い、直近のものから選ぶ⇒面接でアピールするのは今の自分。メインとなる長所はなるべく直近のもの、または昔から今まで継続しているものから選んでください。
・見た目の印象とギャップのないものから選ぶ⇒面接という短い時間でアピールをするわけですから、メインとする長所については見た目から想像がつきにくいものは避けてください。面接では分かりやすさが重要です。
・人から見てどうか、客観的な視点を入れる⇒人から見てどうか、という点を意識して客観的な判断を入れてください。トップと比べてどうかではなく、平均的な同年代の人と比べてここなら負けないと言えるかどうか。
この3つのポイントに当てはめることで、就職活動に使いやすい長所が分かるはずです。メインとなるものはすべてに当てはまっているのが理想です。サブとして使うものはすべてに当てはまらなくとも良いのではないでしょうか。
ここまで長所探しをやってきましたが、一番大切なのは「本当に自分の中にある要素か、かっこつけるためにウソをついていないか」です。長所で見栄を張ったり、ウソをつくと、面接官にばれる恐れがありますし、自然と自信のない立ち振る舞いになったりPRが弱くなったり、様々な問題が起こってきます。逆に言えば、長所という自分の伝える軸さえしっかりしていれば他の部分で細かなウソをついたとしても、自信を持って面接に臨むことが出来ます。
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