【既卒・第二新卒・フリーター】やりたい仕事、なりたい社会人像について
公開日:
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最終更新日:2016/04/04
自己分析
やりたい仕事、なりたい社会人像
既卒・第二新卒・フリーターの方は厳しい就職状況を見ているのでなかなかこういった夢のある話はされてない方が多いですね。確かに多くのエージェントさんで厳しい就職状況を説明したり、また面接でいくつも落ちてしまうとこういったちょっと青臭い話には縁遠いのかなと思ってしまうかもしれません。
ですが、新卒に比べ選択肢が限られている立場だからこそ、戦略的に、現実的に、夢のあるお話をすることが、自分の納得がいく社会人生活、ひいては人生に向けて重要なんです。
やりたい仕事は何ですか、という質問
やりたい仕事に就いている人は少ないです。社会人で何年も経験がある人に聞いても、やりたい仕事が何かという質問に答えが明確に返ってくるとは限りません。やりたいことは仕事でなく趣味でやれ、という言葉もあるように、現実は厳しいものです。特に既卒・第二新卒・フリーターの方は求人の数が少なく、業種、職種も限られてしまうので自分のやりたい仕事にまず応募することも出来ない、なんて場合もありますね。
ですが、世の中で自分が絶対にやりたくない仕事に就いて長続きをしている人も私は知りません。自分の仕事に文句を言っている人もいますが、ある程度長続きをしている人はよくよく聞いてみるとその仕事が好きだったり、会社が好きだったり、何かしら好きな部分が少しでもあるから、仕事が続いているのだと思います。
こうしてみると、世の中である程度の人は最高にやりたい仕事でないにしても、ある程度はやりたい仕事に就いているともいえるのかもしれません。理想は全員が本当にやりたい仕事に就く、というところなのでしょうが、能力が足りなかったり、求人が無かったり、残念ながら現実はそうはなってはいません。
ではあなたにとって、やりたい仕事とは?
あなたにとって、「やりたい仕事」とはなんでしょうか。仕事はそこそこでやれれば良い人、たくさんのお金を稼ぎたい人、人間関係が良いところが良い人、人の役に立つ仕事がしたいという人。様々いらっしゃると思います。
そこでまず考えてほしいのが世の中の大部分の人、つまり「そこそこやりたい仕事に就いている人」なんですね。
そこそこやりたい仕事に就いている人にはある共通点があります。
それはある程度適正のある自分の能力を無理なく発揮出来る仕事に就いている人です。下の図をご覧ください。
自分がやりたいこと、と自分ができること、そして仕事で求められることという3つの円があります。
この中で3つの円が重なっている部分、これがやりたい仕事を最高の環境で出来ている状態です。
やりたいこと(青)と自分の出来ること(オレンジ)が重なっている部分が、やりたくて出来ることだけどお金にならないこと。この部分を3つ重なっている状態に近づけるのは、自分以外の要因も大きいのでなかなか難しいですね。
やりたいこと(青)と求められること(緑)が重なっている部分が、やりたい仕事だけど自分の能力が足りないので出来ないこと。この部分を3つ重なっている状態に近づけるには、自分の能力を伸ばせばよいということになります。
さて、この図において「そこそこやりたい仕事に就いている人」というのはできること(オレンジ)、と求められること(緑)が一致している人のことを指します。自分のやりたいこととは一致していない状態ではあります。
ですが、「できること」と「仕事で求められること」が一致している人は自分の能力を発揮して、会社に求められることを行えばよいので、無理がない分仕事でのストレスも少なく、仕事もしっかりこなせるので人間関係も良好な人が多いです。本当にやりたいことは他にあっても、今の環境も悪くはないかな、という状態ですね。
応募できる企業が限られている、既卒・第二新卒・フリーターの方は、まずは内定の取りやすいこの「そこそこやりたい仕事に就いている人」を目指しましょう。無理のない仕事に就くことによって離職をしてしまうリスクも減らすことが出来ますし、また、その状況で能力を磨けば青い部分である本当にやりたい仕事に近づいていくことも出来ます。
階段は一段飛ばしではのぼれない
夢がないと思いましたか?なかなか人生に一発逆転はありません。千里の道も一歩からです。
本当にやりたい仕事、なりたい社会人像、実現したい人生・・・いろいろあるとは思いますが、そこへ続く階段は一段飛ばしでは上がれません。要領よく、ポンポンと上がっていってしまった人もいるかもしれませんが、必ずどこかでつまづきます。階段の上のほうでつまづいた人はもしかしたらごろごろと一気に転げ落ちてしまうかもしれません。
しかし、あなたはどうでしょうか。社会人生活という意味では階段の下のほうの段でつまづいたのではと思います。あなたは転げ落ちてもそんなに痛くないところで「階段は一段ずつ、しっかりとのぼっていったほうがつまづきにくいこと」を覚えました。
さあ、後はここから、階段を一段ずつのぼっていくだけです。
まずは最高ではなくとも。ある程度納得が出来る企業で正社員として第一歩を踏み出して、その後に条件の良い会社に転職でも良し、資格を取るでもよし、独立するもあり、長い目でみて社会人としての階段を上がっていきましょう。
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