【既卒・第二新卒・フリーター】受付、電話が不安。受かるか落ちるかは入室前に決まっている?
社会人として恥ずかしくない振る舞いを
面接対策でおろそかになりがちな、入室前、面接前の対策。
ですが、第一印象が大切な面接では、始まる前の第一印象で悪い印象を与えてしまってはかなり面接がやりづらくなります。
入室前、面接前にはどういったことを大切にすればよいのでしょうか。
面接室に入る前について~受付時の対策~
会社に到着をした段階で、面接はすでに始まっています。
例えば会社の受付。元気が良くしっかりとした候補者と、自信がなさそうで不安に満ちた候補者。
どちらが志望企業に好印象でしょうか?間違いなく前者でしょう。
最初に対応してくれた方が面接官だった、なんて場合もあります。
会社に一歩踏み入れた時から面接は始まっているものとして、あなたの社会人スイッチを入れましょう。
社会人として取引先に行く場合も同じですね。
例)
候補者:本日○○時から面接の予定の○○と申します。採用担当の方はいらっしゃいますでしょうか。
受付:○○様ですね。お待ちしておりました。採用の担当の者が参りますので、少しお待ちいただいてもよろしいでしょうか。
候補者:はい、分かりました。ありがとうございます。
人事:○○さんはいらっしゃいますか?
候補者:はい、私です。
人事:○○さんですね。ではこちらにどうぞ。
候補者:はい、失礼いたします。
Point:受付に着いたら、まず自分が何者かと、なぜその会社を訪問したのかを伝えるのがマナーです。また、どこで誰が見ているか分かりませんので、受付の方にも当然礼儀正しく、何かをしてもらったら感謝の気持ちを伝えることがマナーです。
返事をする際には、返事の前に「はい」を付けると、相手の質問にまず自分の意志を示しているので、しっかりしている印象になります。特に第一印象でしっかり見られない人には効果抜群であると思います。
電話応対について
面接の前に電話で企業とやり取りをする場合があると思います。
この時にまずい対応をしてしまうと、あなたと会う前から面接官は悪い印象を持ってしまうこととなります。
ですので、電話応対に関しても気を配ることをおすすめします。社会人としても無駄にはならない知識ですからね。
例)採用担当者が不在の場合
受付:はい、○○株式会社でございます。
候補者:本日面接予定の○○と申します。(求人を見てお電話いたしました○○と申します。)
⇒名前を名乗る際には目的も一緒に伝える。
候補者:採用のご担当者様はいらっしゃいますでしょうか。⇒受付の人が採用について知らない場合が多い。必ず担当者に電話を取り次いでもらう。
受付:申し訳ございません。あいにく、採用担当は席を外しております。
候補者:そうでしたか。いつ頃ならお手すきでしょうか。
受付:おそらく30分ほどで戻ってくるとは思うのですが・・・。後ほどこちらからご連絡してもよろしいでしょうか。
候補者:いえいえ、悪いので30分ほど経ったら私からまたお電話いたします。⇒通常、目上の人には電話をかけさせない。緊急の場合を除き、自分から電話をする。
受付:かしこまりました。
候補者:ありがとうございます。失礼いたします。⇒最後に感謝の意を伝える。
例)採用担当者に取り次げた場合
人事:はい、お電話代わりました○○です。
候補者:明日面接予定の○○と申します。今少々お時間よろしいでしょうか。
⇒再度、自分の名前を伝える。また本当は時間がない中で無理をして電話をとってくれた、という可能性もあるので時間を頂けるか確認。
人事:大丈夫ですよ。
候補者:面接のことでお聞きしたいことがあるのですが、明日の面接後の現場見学はどんなことをするのかよろしければ教えていただけますか。
⇒電話の要件をまず伝える。また「よろしければ」は重要です。あくまで質問をしている立場ですから、丁寧に礼儀正しく。
人事:そうですね。やはり、○○さんが実際に働くのは営業所ですから、その雰囲気を知ってもらおうと思っております。内容としては直接営業所を見てもらったり、所長の話を聞いたり、そんなところですね。現場の雰囲気を知ってもらおうという趣旨なので、あまり緊張せずに見てもらって大丈夫ですよ。お答えとしてはこれで大丈夫ですか。
候補者:はい、大丈夫です。ありがとうございます。⇒まだ質問がある場合は聞いても大丈夫。
人事:いえいえ。それでは、明日お待ちしておりますね。
候補者:はい、お時間ありがとうございました。失礼いたします。⇒時間をとってもらったことへの感謝を忘れない。
Point:電話は相手の顔が見えないコミュニケーションなので、自分の意志を示す「はい」などの相槌がより重要になってきます。返事をする際はもちろん、相手が話している時にも時折、相槌を入れて相手の話を聞いている意志を示しましょう。
また、相手の状況が分からず、さらに時間を自分に頂いているわけですから、「今少々お時間よろしいでしょうか。」と相手に配慮をします。これは社会人で上司などに電話をする際もそうですね。
大切なのは自分の意志を示すこと、感謝を伝えること、相手に配慮すること。
ビジネスマナーは経験を積んだ社会人でも完璧には出来ないことが多いですが、私が思う大切な点は3つです。
・自分の意志をしっかりと示すこと
⇒相手を困らせない、相手に無駄な時間を使わせない。
・感謝を伝えること
⇒何かをしてもらったら、されっぱなしにはしないで、感謝を伝える。一種のギブアンドテイク。
・相手に配慮すること
⇒相手にも相手の仕事がある。気持ちの良い状態で自分に会ってもらう。
これらの心が形になったものがビジネスマナーなのではと思っております。
ですので、たとえ細かいことが出来ないとしてもこれらの心がけをもっていれば自然と良い対応が出来るだろうと考えております。
私自身も、まだまだ配慮が足りないな、と思うことばかりです。
ぜひ、一緒に頑張っていきましょう。
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