【既卒・第二新卒・フリーター】面接対策。面接が苦手な人は話しすぎない!
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面接対策
面接で話しすぎることが自分の首を絞めている
面接が苦手な人の特徴として、話しすぎてしまうという傾向があります。
面接は面接官とのコミュニケーションです。自分が一方的に話してしまうことが果たしてコミュニケーションと言えるでしょうか。
さらに話すのが苦手な人が、話しすぎてしまうと、面接官に痛いところを突かれ自滅をしてしまうというパターンも考えられます。
面接では多くを語らず、重要なことだけをシンプルに話すのがコツです。
就職活動と営業のセールス
自分という商品を面接官に売り込む就職活動は、営業のセールスに似ています。
私は元営業マンですが、商談が上手くいかないときは必ず自分が話しすぎている時でした。なぜ話しすぎてしまうかというと自分に自信がないからです。沈黙を怖がっていました。
ある時、自分が話しすぎていることに気付いて、セールストークを研ぎ澄ませ、重要なことをシンプルに話すようにしました。そうして話す量を減らすと、自然と相手の表情やしぐさ、場の空気など、いつもは気が付かないことに気付けるようになりました。話す量が多いと、自分の話をすることで精いっぱいで、周りが見えなくなっていたということですね。
周りが見えるようになってくると、自分のした話に相手が食いついて来た時が分かります。単純に、普段はシンプルに話すことで守りに入りミスを最小限に減らし、相手が話に興味を持ったときに、攻めればよかったのです。
話をしすぎてしまうことの悪い点
話をしすぎてしまうことの悪い点は以下の点が挙げられます。
・自分の話に精いっぱいになってしまい、周りが見えなくなる。(面接官が話に興味を持った瞬間が分からなくなる)
・話しすぎてしまうことによって、話に矛盾が起こったり、ミスをしてしまう。
・話す技術がないと、意味が分からない、まとまりのない話になってしまう。
・本当に大切なことが伝わりにくくなる。
・口数が多いと、ウソをついている、または自信がないように見える。(口数が多くなるのはウソをついている人の特徴)
・集中力が持たず、ビジネスマナーなどに気配りが行き届かなくなる。
・面接官と会話のキャッチボールが出来なくなる。
ざっと挙げただけでもこれだけの悪い点があります。
相当な話術をもった人であれば、話をし続けても相手を満足させることは可能ですが、一般人には不可能、ましてや社会人経験が少ない方にとっては非常に難しいと思われます。
こちらから話しをしないで、どうやって面接を進めるの?
話をしすぎないとはいえども、こちらから話をしないでどうやって面接を進めるのか疑問な方もいらっしゃると思います。
これは、面接においては割と簡単なことで「面接官の質問にシンプルに答える」だけで良いのです。
もちろん自己PRなどは事前に考えていったものがあるでしょうから、それはある程度の時間を割いてもよいのですが、理想を言えば1分以内で話せるように内容を研ぎ澄ませておく必要があるでしょう。
質問にシンプルに答えることがどういったことかといえば、例えば
面接官:アルバイトではどういった仕事をしていましたか?⇒この質問でアルバイトの全てのエピソードを語らない!
候補者:飲食店で接客の仕事をしていました。その際はお客様に満足をしていただけるように、細かい気配りを自分なりに工夫をしていました。⇒ここで止める
面接官:細かい気配りって、それはどんな工夫をしたの?⇒面接官が食いついた。
候補者:例えば常連さんの顔と名前を覚えておいて、業務に差支えがない範囲でコミュニケーションをとっていました。結果として、私の顔と名前を覚えていただいて、常連さんから指名を受けて注文を取っていました。⇒食いついてからエピソードを話す。
面接官:飲食店で指名?それはすごいねぇ。⇒さらに話が広がる場合も
候補者:はい、私のことを気に入っていただいたようです笑。こういった細かい気配りは御社に入社しても活かせると思っております。⇒最後に企業での業務に活かせることをアピール。
実際の面接ではここまで上手くいかないかもしれませんが、理想としてはこの形です。
話をしないで面接官の質問を引き出すコツは、最初の回答にどんなことなのか気になる部分、面接官の心に引っかかる部分、フックを用意しておくことです。
この場合は「細かい気配りを自分なりに工夫していました」という部分が、面接官の心を引っ掛けるフックとなっています。そこからは順序通り少しずつ、丁寧に面接官の質問に答えていけばよいだけですね。
面接官が自分の思い通り質問をしてくれない場合があるとは思いますが、それはそれで構いません。なぜなら面接官が質問をしないということは、面接官がその話に興味がないことの現れで、興味がない話をしても面接官には響かないからです。
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